気分はまるでプロカメラマン?鉄道模型を動画撮影するには
鉄道模型の楽しみ方の一つに、動画撮影があります。せっかく動画を撮影するなら、本物の鉄道を撮影した動画のような見ごたえのある動画を撮影してみたいと考えるでしょう。実は、少しの工夫で見ごたえのある映像を作ることが可能です。
例えば、ジオラマの手前に線路を併設し、そこにカメラを載せた貨車を並走させて撮影すると走る列車を追いかけて撮っているような映像が撮れます。また、ジオラマの上からカメラを平行移動させると、ヘリコプターからの空撮のような映像の出来上がりです。鉄道模型自体にカメラを取り付ければ、運転手の視点による映像を撮れます。特にトンネルから抜けるシーンは運転手視点が非常に映える場面です。他にも、霧の中で走る列車を再現するためにドライアイスを利用したり、定点カメラを使用して列車が走り抜けるダイナミックな映像を撮影したりと、様々なテクニックが存在します。
より欲張るならば、撮影時には背景をグリーンバックやブルーバックで撮影して、後から編集で本物の町並みと合成するという手もあります。模型と実際の町並みが混在する、まるで特撮のような映像に仕上がります。さらに、光源を低めに置いて編集で色調をやや暖色強めにすることで、朝焼けや夕焼けの中走る鉄道というシーンも再現可能です。編集の際にはパンやクロップを活かして、ダイナミックなカメラワークを再現したり、モノクロにフィルムのような効果を付け足して古い記録映像のような雰囲気を出したりしても良いでしょう。編集によって、よりメリハリのある映像表現を出すことが可能です。カメラによる撮影だけでなく、編集にも目を向けて様々な工夫を凝らし、自分だけの鉄道模型動画を作りましょう。