鉄道模型にエアブラシで綺麗にカラーをつける秘訣
鉄道模型作成で塗装の工程はオリジナリティが発揮できて、かつ最終的な見た目のクオリティーに直結するので、すべての工程の中でも重要な過程ともいえます。鉄道模型などのカラーリングでは、空気圧を使って塗装液を霧状に吹き付ける「エアブラシ」を使うと、よりリアルなグラデーションや綺麗でムラの少ないカラーが出せることで、とても重宝されています。
このエアブラシを使ってより上手にカラーをするためには、いくつかのポイントがあります。まずは、エアブラシを模型に使う前に「試し吹き」をすることです。この一つのステップをすることで、塗装の濃度や空気圧の調整を事前に確認したり、エアブラシの対象との距離感や吹きかけ方を試すことができます。
丁度の距離感、風圧、塗装液の濃度が確認できたら次は本番です。本番で第一に気をつけるポイントは、薄い色から塗ることです。薄い色から塗り始めると、仮に思った色合いでなかった時にも後から修正がききやすいですし、グラデーションもより綺麗になるためです。
もう一つの大事なポイントは、一定の距離とスピードを保って塗装することです。エアブラシの場合、同じ空気圧で霧状に吹きかけているので、吹き続けている間は比較的ムラも少ないのですが、塗装を止めればその部分だけ塗装が若干厚くなる場合があり、ムラが出来やすくなってしまいます。ちょっと間違ったと思っても、後で修正をきかせればいいのでスピードを止めずにとりあえず塗ってしまうことを意識してみましょう。
エアブラシや塗装液などの事前の確認さえしてしまえば、後は「同じ距離感とスピードを保って、薄い色から」思い切ってやってみることがエアブラシで綺麗な塗装をする秘訣です。